剣山スーパー林道

0817-2025

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0813-2025

念願の剣山スーパー林道に行ってきた。
崩落個所がなく、全線が通れるのは珍しいらしく、ラッキーだった。
聞いていたよりガレガレで、38Cを履いたグラベルバイクでは問題はないけど、余裕はなかった。
普通にMTBの方が楽しめるし、速かったと思う。
それなりの難易度ということ以上に、補給やエスケープが限られるから誰にでもはおすすめできない道だった。

ゆりを待ちながら、機材に関してよくよく考えてた。
まず、日本じゃグラベルバイクいらん。日本のオフロードは急だし、荒れてるし、グラベルバイクじゃ手に負えん。MTBのほうが絶対良い。
海外は日常的に使われているオフロードがあちこちに、狙って行かなくても現れるし、舗装路の質も低いから、グラベルバイクは重宝した。
日常的に使われているからそんなに荒れてないし、繋ぎの舗装路ではMTBより明らかにグラベルバイクは速いから。

加えて、帰国してからずっと南米か中央アジアで使う自転車を考えてる。
ウォームシャワーで泊まりに来る経験者の話を聞く限り、今の自転車では厳しそう。
たぶん今回の林道レベルの道は普通にある。

・フラットバーのほうが良い。オフロードでのドロップバーはただ難易度上げるだけだった。当たり前だけど、狭いハンドル幅と手の向きの影響で、段差や岩にタイヤを当てた時の挙動がクイックすぎる。
ブレーキも引きにくい。エリートクラスの技術がある選手はわからんけど、大半の人にとってファッションだろう。

．STIのシフトワイヤーの寿命の短さと、ハンドルに沿わすルーティングも気に食わん。
上位グレードの引きは軽いけど、下のグレードは昔の触覚シフターの方が屈曲がきつくなくて良かった気がする。無理して内装せんで良い。

・とはいっても、長距離ツーリングではマルチポジションと空力は必須だと前回の旅行では感じた。ドロップバーでないとすると、フラットバー＋DHバーか、マルチポジションバーを試そうと思う。

・メカニカルディスクブレーキの制動力が足りん。GrowtacのEqualは確かに良いものだけど、未舗装路で荷物を積んで、75kgの男が使うには制動力が足りない。50kg未満のゆりは問題がないと言っているから、条件次第なんだろう。

・油圧システムの性能は完璧！だけど、これまでうち来た何人もの大陸走破者たちで、油圧システムを使ってたバイクはなんとゼロだ。
直近で来た人も南米で油圧システムは止めとけって言ってた。帰る羽目になったやつを何人も見たと。

・Vブレーキは良い選択肢だけど、今ではフレームとリムが限られるから、メカニカルディスクの制動力を上げるしかないと思う。そうなると、MTB用のリジットフォークで180mmのローターを使うしかないかなぁ。
そうなると、ほぼポストマウントとオーバーサイズハブの仕様になる。

・組み直すより、買ったほうが遥かに良さそう。しかし、こういう仕様の自転車はドイツ、オランダ、イギリスあたりのブランドには普通にあるけど、とことん日本には輸入されていない。そして俺のサイズはまずない。

．帰国してからホイールを4本組んだ。旅行で使ったWTB i23リムは死んでたから(調べた限りこれは製品の欠陥)。
32Hか36Hかの葛藤と、近年のリアハブのジオメトリの糞さ(ディスクかつ多段による狭いフランジ幅)に苛つく日々。これのせいで反ドライブ側のスポークが飛んだと考えてる。
オフセットリムと左右異径スポーク使わないとテンションがぜんぜん上げられない。

実際のところ、大陸を数か月～年単位で走るような人は機材に丈夫さ以外求めてない無頓着な人のほうが多い。
俺は機材も好きだし、最適な自転車考えるのも好きだから、神経質に選びたい。

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